誰がために寿司は廻る

一人暮らしの社会人が好きなことを書きます

旅の終わり

 先週、私は長い一人旅を終えた。

 2月末に富山のおばあちゃんの家に行って、そこから上諏訪で一泊して、京都で3泊ほどするという旅だ。上諏訪では諏訪湖のほとりの温泉宿に泊まったのだけど、そこそこ綺麗で安いのに温泉が貸し切り状態だった。“ひとり温泉旅行”と言うとわびしい感じがすごいけど、これが思いのほか良かったのだ。

 誰にも断ることなくトイレに行ったりできるし、相手に気を遣って携帯を見るのを躊躇ったりしなくてもいい。気分で予定を変えたりもできる。自分の判断で旅の行程が全部決まるから、何があっても自己責任という感じ、誰にも干渉せず誰にも干渉されない感じが、とても快適だった。思えば、私は団体行動が苦手なのだった。

 京都ではベタに金閣寺北野天満宮に行ったり、現地民のみなさんに美味しい甘味どころや寿司屋や居酒屋につれて行ってもらったりした。そういえば、伏見稲荷大社にも行った。夕方ぐらいになって、これからどこ行こう、と行き当たりばったり的に行くことになった。それが18時ぐらい。伏見稲荷に着くころにはあたりはもう真っ暗で、ちょっと怖かったけどそれがむしろドキドキした。今思えば、これが一番楽しかった気がする。あとから知ったのだけど、日が沈んでから神社のような場所に行くと向こう側の世界への扉が開いていて危ないそうである。無事に帰れて良かった。

 私は基本的に自分の家が好きではなくて、いや家が好きでないというよりも親と一緒にいる空間が息苦しいという感じなのだけど、長く家を留守にしていたせいで、そろそろ家に帰りたいなという気分になっていた。そのせいか、旅行から帰ってきたら、ギスギスしていた母親との関係がちょっと良くなっていた気がした。それから数日経った今は、早くも元の状態に戻りつつあって、いつものように「家を出たい」とつぶやいている。

 

 他にも書きたいことはもろもろあるんだけど、記事が一回消えて激萎え状態なのでもうこの辺にします……