誰がために寿司は廻る

一人暮らしの社会人が好きなことを書きます

ラブの話

 私は恋愛の話が大好きな人たちが好きではない。
 隙あればそういう方向に話を持っていって、「好きな人とかいないの?」と、まるで好きな人が居て当然かのように尋ねてきて、いないと答えると露骨にガッカリした顏をするし、酷いときには、好きな人がいないなんて正気ではないと言われているかのようだと感じることもある。好きな人や恋人がいると答えれば「誰だれ!?どんな人!?」と食いついてきて、自分がどう思っているのか、相手はどんな態度なのか、彼氏であればいつもどのように過ごしているのか、など根掘り葉掘り聞いてくる。こちらからそういう相談を持ちかけたならいいけど、あっちからいろいろと聞いてきた上に、告白しなよ、相手にこう言ってみなよ、もう別れなよ、などと外野がやいやい言うのはおかしいと思う。
 事情を全て話せる場合ばかりじゃないし、その問題について一番考えているのは自分なのだから、かいつまんだ話から無関係の他人がひねり出せる意見なんてものは大抵自分でも既に考えていることだし、どうにもならない。他人は助言を求められたときだけ適当に話を聞いて慰めるか思ったことを言ってやればいいのである、それ以外は大方おせっかいである。

 他人が付き合っただのこじれただの別れただのいう噂話をしたがる人も好きではない。そもそも私は自分のいないところで自分の話をされること自体が大嫌いなのであって、それがいい噂であればまだいいけど、そうでないことを知ったら軽くパニックになってしまうくらい、噂されることが病的に苦手なのだ。だからたとえ自分でなくともその場にいない人の話で盛り上がることに対して嫌悪感を抱いてしまう、それが色恋沙汰のようなデリケートな話題であればなおさらである。

 特に何があったというわけでもないけど、ふと思ったのでこういうことを書いてみた。世の多くの人が好きな話でも嫌いな人もいるんだという話、せめて私とは関わりのないところでやっていて欲しいと思う。