誰がために寿司は廻る

一人暮らしの社会人が好きなことを書きます

1年を終えるにあたって考えたこと

社会人になってから、早いもので1年が経とうとしている。
去年のこの時期は4月1日が来るのが不安で仕方がなかった。初めて社会に出て、自分の責任でいろいろなことをしなければならない、極めて自堕落な生活を送っていた私が、毎日会社に出勤して、しかも、とてもじゃないが自分に適正があるとも思えない営業という業種の仕事を、果たしてちゃんとやっていけるのだろうか。そんな不安にかられていた。
当然、体調を崩してしまったり、活動がうまくいかなかったり、自分で確定申告をしなければいけなかったり、人間関係に悩んだり、大変なこともあった。しかし会社側が新人をきちんとサポートする体勢は概ね整っていて、いろいろな人の助けを借りつつなんとか慣れない社会人生活を続けていくことができた。
けれど、去年の不安な気持ちとは打って変わって、今年の4月1日という日にはあまり大した感慨がない。毎朝出勤するのにも慣れてきたし、業務に関する基本的な知識を一通り身に付け、それなりに実践経験も積んで、各月の目標も去年より緩和されていたりするし、不安な要素はほとんどない。ああ、もう1年も経っているのか、そうしたら2年目になるんだなぁ、4月からは後輩が入ってくるんだなあ、ぐらいの頭の悪そうなことしか思わない。むしろ、後輩ができるという点では、不安というよりは楽しみな気持ちの方が強い(私はどちらかといえば先輩よりも後輩の方が好きだし、非常に接しやすいと感じるのだ)。0が1になることに比べれば、1が2になることは大した出来事ではないのだと思う。
そうは言っても、長期的な不安は常にある。今後、ずっと同じ仕事を続けていくのは体力的にも精神的にも無理があるだろうから、社内社外問わず転職を考えたりもしなければならない。1年目は仕事に慣れることにいっぱいいっぱいだったせいで余計なことを考える余地がなかったけど、2年目以降は余裕が出てきて、ふと気が緩んだ瞬間に仕事の意義を考えてしまったりするだろうから(というかもう現時点でもそういうことを時々考える)、モチベーションを保つのが難しくなってくると予想される。保険営業に適性が皆無というわけではないことはわかった、でも自分で言うのも何だけど、何もこの仕事じゃなくても、自分の能力から考えれば、他にできる仕事は世の中にいくらでもあるんじゃないかなあと思う。こういうことって多かれ少なかれ誰もが思っているのかもしれない。
最も私は現状維持が好きな人間であるので、最近は、そういう少しだけ先の将来のこと、今の状況をまるっと変えざるを得ないようなことを考えるのが少し怖くて、ただ会社と家の往復をしながら、庭から石油が出て来ないかなあとか、6億円あたらないかなあとか、蛇口から石油が出て来ないかなあとか、そんなことばかりつぶやいている。